それは、異形のウルトラマンだった。
銀と黒の有機的なボディに、血管のように迸る赤と青のライン。まるで整合性を拒否するかのように歪に発露したクリスタル。
その左右非対称のデザインが、見るものに畏怖の念すら抱かせる新しいウルトラマン、ウルトラマンブレーザー。
今回は、新番組『ウルトラマンブレーザー』放送直前企画として、デザイナーの後藤正行さんに『ウルトラマンデッカー』『グリッドマン ユニバース』そして『ウルトラマンブレーザー』へと向かう１年間のデザインの道程を振り返っていただく。