
ザラガスは攻撃を受けると体質変化を起こし、ダメージを受けた攻撃に対する耐性を身につけてしまう特殊能力を持つ。出現当初は背中と頭に硬い甲羅を備えていたが、ジェットビートルによる〈ウルトラ十文字作戦〉の攻撃を受け、甲羅が外れてザラガスフラッシュを放てる様になった。
擬似科学への入り口に立つ怪獣 その名はザラガス
筆者にとって変身怪獣ザラガスと言えば、何かと楽しい思い出の多い怪獣だ。
ザラガスとのファースト・コンタクト(と認識している出来事のひとつ)は、幼稚園への入園前の頃にさかのぼる。どの本であったか記憶は定かで無いが、小学舘の怪獣図鑑系出版物で、初めてザラガスなる怪獣の存在を知った時のこと。ザラガスは〈背中から「ザラガスフラッシュ」という、6000万燭光(または6000万カンデラ)の強烈な光を発する〉との件に「ショッコウ?」「かんでら?」と、初めて目にした用語に釘付けとなってしまった。もちろん、初めて知る光度の単位である。